「友達と会話が続かない…。」
「友達と話すことがなく気まずい…。」
そんな経験のある人は、少なくありません。
しかし沈黙の捉え方は人それぞれ。
もしかしたら相手はあなたとの沈黙を心地よいと感じているかもしれません。
とはいえ、会話が弾まないのは悲しいですよね。
そこで本記事では、話が弾まない人に共通する癖や、定番の会話ネタを解説します!
会話を続けるコツや具体的な例文も紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
オンライン上の友達と会話が続かず悩んでいる人は、以下の記事をご覧ください!
友達と会話が続かないのは仲が悪いから?
友達と会話が続かないからといって、仲が悪いとは限りません。
沈黙に関する研究では、大学生の沈黙に対する捉え方が以下のようにさまざまであることが分かっています。
- 自分を受け入れてもらえていると感じる
- 相手との一体感を感じる
- 時間を共有していると感じる
- 言いたいことをまとめる時間だと感じる
- 相手の気持ちを考える時間だと感じる
- 自分のことを考える時間だと感じる など
(出典:大学生における沈黙に対する捉え方尺度の作成 | 重橋のぞみ)
つまり、相手は会話が続かないことを気まずいと思っていないかもしれません。
むしろ沈黙を共有することで、安心や落ち着きを感じている可能性もあるんです。
友達と会話が続かない人はまず自分を見直そう
友達と会話が続かないと、「何か喋ってよ…。」と思ってしまいますよね。
ときにはイライラしてしまうことも。
しかし、相手がなぜ話さないのか、こちらには分かりません。
もしかしたら、こちらが相手の話しにくい雰囲気を作ってしまっている可能性もあります。
まずは、自分の話し方を見直してみましょう!
【自己採点】友達と話が弾まない人に共通する癖
友達との会話が続かない人は、こんな特徴があります。
- 自分の話ばかりする
- 相手の話にあまり興味がない
- 相手の話をさえぎる
- 相手を否定する
- 会話に配慮がない
- 自己開示しない
当てはまっている数が多い人は、要注意!
会話が続かない原因は、自分にあるかもしれません。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①自分の話ばかりする
自分の話ばかりされると、相手は「聞き」の姿勢に入ってしまいます。
こちらは会話が続かず、焦って話をしているかもしれません。
しかし、相手は「この人はたくさん話したいんだな」と思っている可能性があります。
②相手の話にあまり興味がない
誰でも、自分に興味を持ってくれない人に対して積極的に話そうと思いません。
また、こちらは相手の話を聞いているつもりでも、以下のような態度だと、相手は「私の話に興味がないんだな。」と感じてしまいます。
- 相手の話を掘り下げない
- 相槌がない
- 相槌が「ふーん」「へぇ」ばかり
- 相手が話しているときに相手の顔を見ない
- 同じことを何度も聞く など
特に相槌は会話を続けるうえで超重要!
「聞き手・話し手、どちらに対しても相槌を打った方が親しみを感じてもらいやすい」という論文もあります。
(出典:対話状況における聞き手の相づちが対人魅力 に及ぼす効果 | 川名好裕)
相手が自分の話に相槌や質問をしてくれたときも、「そうそう!」といった感じで相槌を返すと効果的です。
③相手の話をさえぎる
話をさえぎられると、相手は話す気がなくなってしまいます。
よくあるのが、会話を盛り上げようとした結果、相手の話をさえぎって自分の話に置き換えてしまうパターン。
「わかる~!私もこの間さ…。」
このように相手の会話が終わるのを待たずに自分の話を始めると、相手は話す気がなくなってしまいます。
④相手を否定する
否定的な態度を取られると、相手は「この人には話しても無駄だ」と感じてしまいます。
たとえば、こんな言葉をよく使う人は要注意!
- 「それは違うと思う」
- 「でもさ…(相手と反対のことを言う)」
- 「信じられない!」
- 「おかしくない?」
会話は共感で広がっていくもの。
相手を論破するゲームではありません。
内心共感できなくても、ひとまず「そうなんだ」と受け止めるだけで相手の印象は変わります。
⑤会話に配慮がない
会話にも、一定の配慮が必要です。
以下のような配慮ができていないと、相手は不快に感じるでしょう。
- 声が極端に大きい・小さい
- 話すペースが早すぎる
- 相手のプライベートな話を遠慮なく聞く
- 相手の事情を考慮しない発言をする
「相手の事情を考慮しない」とは、たとえば最近ペットを亡くした人の前でペットの話をする、といったことです。
親しき中にも礼儀あり。
相手を不快にさせるような会話は避けたいところです。
⑥自己開示しない
自分のことを話さない人に対して、人は警戒心を抱きます。
逆にある程度自己開示してくれた相手に対しては、同じ程度の自己開示をする「返報性」という法則を持っているんです。
そのため相手から話を引き出したいなら、まずは自分から好きなものやエピソードなどを話すべきです。
よく「会話が続かないときは相手に喋ってもらおう」といいますが、それは半分間違い。
質問攻めにされたら、当然人は不快ですし不信感を持ちます。
自分もある程度自己開示したうえで、相手の話を盛り上げることで、どんどん会話が広がっていきますよ。
【例文あり】友達とのおすすめ会話ネタ7選
友達と会話が続かないときは、以下の会話ネタを使ってみましょう!
- 学校や仕事の話
- 趣味の話
- 地元の話
- 世間で話題の話
- 最近の話
- 昔の思い出話
- 【最強】今見ているものの話
これだけあれば、かなり長い間会話を続けられるでしょう。
電話や、ディズニーの待ち時間だって怖くありません!
①学校や仕事の話
やはり鉄板は学校や仕事の話です。
同じ学校の友達と話すなら、こんな感じ。
勉強の話 | 「てかこの間の数学のテスト、やばかったんだけど!超難しくなかった?」 |
イベントの話 | 「体育祭もうすぐだね!何の種目出るか決めた?」 |
クラスメイト・先生の話 | 「そういえばA組の○○くん、かっこよくない!?」 |
同じ職場の友達と話すなら、こんな感じ。
仕事内容の話 | 「最近すごく忙しくない?そっちの部署はどう?」 |
同僚・上司・部下の話 | 「この前〇〇部長が出張行ったらしくてさ、○○っていうお土産がすごく美味しかったんだ!」 |
お客や取引先の話 | 「この間すごいクレーム客が来てさぁ…。ちょっと聞いてくれる?」 |
軽いテンションなら、ちょっとした愚痴もOK。
もし相手と学校や職場が違う場合は、自分が話しすぎないように注意しつつ、相手にも話を振って共通の話題を探しましょう。
②趣味の話
趣味の話も、友達との会話には無難でおすすめです!
共通の趣味があれば良いですが、なければ以下のような形で会話を広げましょう。
私、最近○○ってバンドにハマっててさ。この前初めてライブに行ったんだけど、もう最高で!○○ちゃん、ライブとか行ったことある?
行ったことないな~。
(特にオチはない&相手が興味なさそうなので話の舵を切る)
そうなんだ!○○ちゃんは、休みの日は何してるの?
ゲームかな。
へぇ~いいね!私はスマブラくらいしか知らないんだけどさ、どんなゲーム?
APEXって言うんだけど…。
あ!それ私の好きなバンドマンがやってるやつだ!え、どんな感じのゲームなの?
(知らない場合は「聞いたことあるかも!」「本格的そうだね!」「海外のゲーム?」など素直な感想を伝えればOK)
え、そうなんだ!オンラインのゲームなんだけどね…。
趣味の話の場合、つい熱くなって自分ばかり話さないようにするのがポイント。
適度に相手へボールを渡し、話を引き出しましょう!
違う趣味でも、上記の会話のように共通点が見つかるかもしれません。
趣味がない場合は、相手に何か良い趣味がないか聞いて話を広げるのもアリです!
③地元の話
地元の話も無難な会話におすすめです!
地元が同じ友達となら、こんな感じ。
お店の話 | 「そういえば、◯◯駅前に新しく美味しそうなパン屋さんができてたよ!」 |
駅の話 | 「◯◯駅、改装してすごく綺麗になったよね!」 |
ご当地グルメの話 | 「私実家に帰ると必ず◯◯(ご当地メニュー)食べるんだよね!◯◯ちゃんもやっぱ食べる?」 |
地元が違う友達ならこんな感じで会話しましょう。
土地柄の話 | 「私の地元、超田舎なんだけどさ~、通学路に熊出んの(笑)」 |
方言の話 | 「この前友達と話してて言われたんだけどさ、「◯◯(方言)」っていうの私の地元だけ!?」 |
小学校の話 | 「給食でABCスープって出なかった?」 |
意外性のある話題は、相手も食いついてくれやすいですよ。
④世間で話題の話
世間で話題になっている話も、当たり障りがなくおすすめです!
たとえば以下のとおり。
芸能人の話 | 「アイドルの◯◯、結婚したらしいよ!聞いた?」 |
天気の話 | 「次の土日、台風来るらしいね。」 |
ドラマや番組の話 | 「最近始まった◯◯ってドラマ、見てる?」 |
SNSの話 | 「最近バズってたこの動画、見た?」 |
ポイントは相手が話題を知らなくても、「そんなことも知らないの!?」という態度を取らないこと。
「私も最近知ったんだけどさ~…」と、好意的に寄り添いましょう。
自分もあまり詳しくない場合は、その場で一緒に調べて情報を共有していくのもおすすめですよ。
⑤最近の話
最近自分に起きた話をするのもおすすめです。
たとえば以下のとおり。
笑い話 | 「私、昨日ずっとメガネ探してたんだけどさ、結局自分で掛けてたの(笑)」 |
失敗談 | 「昨日、美容院の日程間違えて行っちゃってさ~(笑)悲しくなったから買い物しまくって帰って来たよ…。」 |
ほっこりする話 | 「電車で赤ちゃんがママの肩越しにこっち見ててさ、全力で変顔したら笑ってくれた!」 |
ほかにも、エピソードは思い出せば色々あるはずです。
特に面白いオチがなくてもOK。
相手のリアクションが微妙だったら「そういうことってない?」「特にオチはないんだけどね!(笑)」と切り抜けるのも一つの手です!
⑥昔の思い出話
昔の思い出話も、友達との会話におすすめです!
同じ学校に通っていたり、同じ土地に住んでいたことがある友達なら、なおさら共通の話題として思い出話はおすすめ。
共通点のない友達とでも、年代が大体同じなら共感できる話題はあるはずです。
技術の話 | 「昔はガラケーだったからさぁ、便利になったよね。ゲームでパケット使いまくって親にバカほど怒られたなぁ(笑)」 |
流行の話 | 「昔はルーズソックスとか流行ってたけど、今は短めがトレンドなんだね!そのうちまたルーズソックス流行るのかな…?」 |
テレビの話 | 「昔さ、♪~♪~っていうCMあったよね!」 |
「昔はよかった…それに比べて今は…。」と卑屈な方向に行かないよう注意しましょう!
自慢話もしない方が吉です。
⑦【最強】今見ているものの話
「万策尽きた…!」
そんなときにおすすめなのが、今見ているものの話題です。
たとえばこんな感じ。
天気の話 | 「最近暑くなってきたね~!」 |
自然の話 | 「今日の空きれいだね。絵みたいじゃない?」 |
建物の話 | 「あのお店お洒落だね!なんのお店だろう?」 |
人の話 | 「なんか今日人多いね、イベントでもあるのかな?」 |
このほかにも看板、街並み、お互いの装いなど話題にできるものは山ほどあります。
お互いの知識や経験に関係なく話せるため、会話も広がりやすいですよ。
目に入ったもので会話のとっかかりさえ作れれば、あとは自分のエピソードに持っていくもよし、相手の話を引き出すもよしです。
NGな友達との会話ネタ
以下の会話ネタは、友達との会話を続けたいときに逆効果になることも!
- 恋愛話
- 家族の話
- 病気などセンシティブな話
- 悪口
- 共通の友人の話
たとえば恋愛や家族の話、病気の話など、かなり踏み込んだ話は、相手が話すことに抵抗を覚える可能性があります。
うまくいっているとは限りませんしね…。
また悪口などネガティブな話は、相手の信用を損なう可能性もあります。
盛り上がることもあるかもしれませんが、話の苦手な人との話題としては結構ギャンブルですね。
共通の友人の話は、相手と友人が今どのような関係なのか分からない以上、避けるのが無難でしょう。
友達と会話が続かない人の対処法
会話ネタがいくらあっても、続け方がわからなければ会話はすぐ終わってしまいます。
ここからは、会話が続かない人のための対処法を見ていきましょう!
ポイントは以下の6つです。
- 無理して自分から話そうとしない
- 聞き上手になる
- 相手の会話のペースに合わせる
- 1つの話題をふくらませる
- 今そこにあるものの話をする
- 会話ネタを準備しておくのもアリ
①無理して自分から話そうとしない
気まずい沈黙に焦って、つい自分から口を開きがちな人は、少し沈黙を長く取ってみましょう。
相手にとって、その沈黙は何を言おうか考えている時間かもしれません。
または、あなたとの無言の時間を心地よいと感じているかもしれません。
こちらが焦って口を開くとそれが相手にも伝わり、「気を遣わせてしまったな」と思うものです。
沈黙を「何でもないもの」だと思えれば、会話のストレスも減りますよ!
②聞き上手になる
会話が続かない多くの場合は、相手に喋らせていないからです。
以下のポイントを押さえて、聞き上手になることを意識しましょう。
- リアクションは大きめに
- 質問は「5W1H」で
- 自分の感想や共感を付け加える
- 質問攻めはNG
積極的に会話のきっかけを作るのは大切です。
しかしそれ以上に、相手に会話のボールを渡すことも重要です。
会話を続けるには、相手が「もっと話したい!」と思える聞き方を意識しましょう。
③相手の会話のペースに合わせる
会話のペースは人それぞれ。
特に会話が途切れて焦ると、話のペースも早くなってしまいがち。
相手はそれに付いてこられないかもしれません。
相手の理解度を確認しつつ、ペースを合わせて話すのも会話を続けるコツです。
相手が発言するまでに考える時間も取りましょう。
④1つの話題をふくらませる
会話が続かない人にありがちなのが、1つの話題がすぐ終わる現象。
たとえば「今日いい天気だね!」「うん」これだけで天気の話題が終わる人は、少なくありません。
会話を続けたいなら、以下のような形で1つの話題を自然に広げる練習をしましょう。
今日いい天気だね!
うん
最近かなり暑くなってきたよね~
そうだね
衣替えとかもうした?
いや、まだやってないや
私も!中々やる気にならなくてさ(笑)
わかる~
会話が広がっていくと、新たな話題も生まれます。
上記の会話の場合、服の話題や収納の話題などに発展できそうですね。
連想ゲームのような感じで、色々な方向から会話を広げてみましょう!
⑤今そこにあるものの話をする
「会話のネタがない!」と思ったら、今そこにあるものの話をしましょう。
二人が共通して見ているものなら、何でも構いません。
空模様でも散歩中の犬でも。
変な名前の看板を読み上げるだけで、クスッと笑えるかもしれません。
話題なんて、そのくらいなんでも良いんです。
面白さやオチは求めず、2人で共有している景色への感想を言ってみましょう。
身構えず、自然体で話すとお互いにリラックスできますよ。
⑥会話ネタを準備しておくのもアリ
「そうは言っても、緊張して上手く話せない!」
そんな人は、あらかじめ会話ネタをある程度準備しておくのもアリです。
たとえば相手の趣味を考慮して、興味のありそうなニュースや雑学を仕入れておくなど。
会話のつかみがスムーズに行けば、お互いに緊張も解けやすいでしょう。
ただし、用意した会話ネタだけにこだわるのはNG!
相手の話にも耳を傾けつつ、臨機応変に話しを広げていきましょう。
友達との会話が続けばディズニーだって余裕!
友達との会話が続かないときの対処法を解説しました。
大切なのは無難な会話のネタ選び。
そして、相手が話したくなるような話し方・聞き方です。
お互いに思いやりを持って話せば、会話もどんどん広がっていくでしょう。
本記事で紹介したテクニックを使えば、ディズニーの待ち時間も怖くありません!
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