にわかオタクとは、ハマって日が浅く知識の薄いオタクを指す言葉です。
古参オタクの中にはにわかオタクを毛嫌いし、うざいとまで言う人がいますが、一体何故なのでしょうか?
本記事ではその理由や、にわかオタクと言われるのが怖い人のための対策を紹介します!
にわかとは?
まず、にわかという言葉の意味を見ていきましょう。
「にわか」は、「急であるさま」「急にそうなったさま」「一時的であるさま」などの意味で用いられる表現である。特にスラング(俗な用法)としては「年季が入っておらず造詣も浅い一過性のファン」を指す意味で「にわか」または「にわかファン」のような言い方が用いられる。
(出典:にわか | Weblio辞書)
にわか雨とも言うように、一過性のファンや流行りものにすぐ飛び付くファンのことを、にわかオタクと呼びます。
にわかオタク・にわかファンの語源
にわかオタクは、にわかファンから転じた言葉とされています。
にわかファンという言葉が広まったのは、2019年のラグビーワールドカップです。
普段ラグビーを見ない人もこぞってラグビーに関心を寄せたことから、「にわかファン」という言葉が登場し、一気に広まりました。
その人気は同年のユーキャン新語・流行語大賞の候補にもノミネートされるほど。
(出典:「令和」「上級国民」「タピる」「にわかファン」 流行語大賞、候補の30語発表 | 産経新聞)
その後、アニメやアイドル、歌手などさまざまな界隈で「にわか」という言葉が使われるようになりました。
こうしてにわかオタクという言い回しも、徐々に根付いていったのです。
にわかオタクの特徴や共通点
にわかオタクと言われる人には、このような特徴や共通点があります。
- ミーハー
- 流行りものに飛びつく
- すぐ飽きる
- 知識が浅い
- 自身がオタクであることをひけらかす
にわかオタクは人気なジャンルや界隈に多く発生しがち。
そして世間のブームが去ると同時にいなくなるのも、あるあるです。
ファッションオタクとの違い
にわかオタクと似た言葉に、「ファッションオタク」という言葉があります。
簡単にいうと、「オタクの仮面をかぶっている人」のことをファッションオタクと呼びます。
つまりオタクではないにもかかわらず、オタクを自称する人のことです。
自分の個性やトレンドに乗っていることをアピールするために、「私◯◯オタクだから!」と自称する人が多い傾向にあります。
文字通り、オタクであることを自分をよく見せるファッションのように捉えている人のことを指す言葉です。
単純に歴の浅いファンを指す「にわかオタク」とは、少し違ったニュアンスですね。
にわかオタクがうざいと言われるのはなぜ?
前提として、にわかオタクをうざいと言う古参オタクは少数派であるため、そこまで怖がる必要はありません。
また古参であっても、知識の薄い人はごまんといます。
それでも一部の古参がにわかオタクを執拗に排除しようとするのには、このような理由が考えられます。
- 自分よりも浅い人間が声を大にしてオタクアピールや推し語りしているのが悔しいから
- 今まで築き上げてきたアイデンティティや居場所を奪われるのが怖いから
- これまで時間やお金を費やしてきた自分が惨めに思えてくるから
いずれにしても古参が嫌がるのは、にわかオタクそのものではなく、「にわかオタクがちやほやされて界隈内でのパワーを得ていくこと」なんです!
たとえば皆さんも、昨日今日で勉強を始めた人が、今まで地道に努力してきた自分よりテストで良い点を取っていたら悔しいし、面白くないですよね。
「私の立場がなくなるじゃないか!」
そう思う人もいるでしょう。
古参がにわかオタクを嫌うのは、こういった心理が働いていると考えられます。
にわかオタクと言われるのが怖い人へ
にわかオタクと言われるのが怖い人は、自分と同じくらいのオタク歴でライトなファンと交流するのがおすすめです!
おそらく交流の場といえばX(twitter)になると思いますが、相手のプロフィール欄を見ていつからアカウントを作っているかチェックしましょう。
投稿も見てみて、お互いに地雷がなく好みも合いそうならOK!
相手も新参であれば、にわかオタクと揶揄されるリスクも低くなります。
もし界隈が狭く、古参オタクとの関わりを避けられない場合は、「お邪魔します精神」を持つのがおすすめ!
先にも説明したとおり、先人たちの居場所を荒らしさえしなければ「このにわかオタクが!」と非難されることもないでしょう。
「新参者ですが、仲良くしてくれたら嬉しいです…!」
こんなスタンスでいれば、古参オタクたちも「おっ、仲間が増えたぞ!」と可愛がってくれるはずです。
もしここまでやっても言いがかりつけてくる古参は速攻ブロック!
そいつはこじらせまくりの厄介オタクです。
関わらないようにしましょう!
自分の好きなようにオタク活動を楽しもう!
にわかにしろ古参にしろ、オタクはオタク。
一つのジャンルへ愛を注いでいることには変わりありません。
オタク歴や知識の差で優劣をつけるのはおかしなことだと、個人的には思います。
また少なからず、古参にも新規のオタクと仲良くやりたい派の人はたくさんいます!
そのため、ハマって歴の浅い人も過度に怖がらないで!
自分なりの推し方で、楽しく無理なくオタク活動を続けてください!
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